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翻訳の仕事のこととか中国語のこととか中華圏旅行のこととか。


※今回のコレは完全にグチです。まぁこういう考えもあるっちゃあるよねくらいの軽い気持ちで読んでください。



訪日外国人の増加に伴い、日本の観光地/観光施設や飲食店等で表記する中国語翻訳のチェックの依頼がひところに比べると増えてきました。

私は主に簡体字訳のチェックを請けているのですが、こういう多言語展開するお仕事って大抵一つの翻訳会社さんで複数の言語に展開されるので(クライアントさんが複数の翻訳会社さんに言語別に依頼するケースもありますが)、当然中国語の他、英語、韓国語訳なども同じ翻訳会社さんで翻訳/チェックされるわけですね。最近では中国語も簡体字と繁体字で併記されるところも増えてきているので、当然繁体字中国語への翻訳/チェックは繁体字中国語担当の翻訳者さん/チェッカーさんに依頼されるのですが…。

最近、それですごく困ったことが起きました。

いや別にね、簡体字中国語は簡体字中国語の翻訳者/チェッカーに、繁体字中国語は繁体字中国語の翻訳者/チェッカーにお願いするのは構わないんですよ。構わないんですが。

簡体版と繁体字版が並べてレイアウトされるせいか、翻訳の違いが一目瞭然でなわけですよ。そうすると、中国語が分からない翻訳会社の担当者さんやクライアントさんに違いを指摘されるわけです。繁体字の方が読みやすい(旧体字/異体字含めて日本の漢字に近いので何となく読める)からなのか、繁体字中国語との「違い」をヘンに指摘されてねー。

なんで繁体字中国語はこうなのに簡体字中国語はこうなのか。簡体字圏ではこう言って繁体字圏ではこう言わなきゃダメなのか。表現合わせられないのか、とか。

繁体字版にはこの文字が入っているのに簡体字版には入ってない、訳抜けではないのか。とか。(例えば原文が「○○駅」のとき「繁体字版は『○○車站』で簡体字版では『○○站』となってる。『車』、抜けでしょう?」的な…←実際に言われた内容とは違うけど、中国語分かる人にとってはコレと同程度の内容)

まぁね、確かに簡体字圏と繁体字圏とでは言い方の違いっていうのがありますけど、そもそも別々の翻訳者にお願いしてるわけじゃん?翻訳なんて、基本訳者の数だけ訳文あるんだし。和訳だって、翻訳者が違えば全く同じ表現で一字一句まるっきり同じな訳文なんてそうそう出てこないでしょう?違う翻訳者にお願いしている以上、表現の違いは許容して欲しいと思うんですよね。

まぁもしかしたら、簡体字中国語と繁体字中国語であまりに表現が違い過ぎて過去にどこかのSNSで話題になってたこともあったので、ヘンにネット上で「炎上」するのがイヤだという思いもあるのかもしれないけど。

そんなに表現違うのがイヤだというなら、別々の翻訳者に頼むのではなく、簡体字か繁体字のどちら一方で先ず作って、それを文字変換してキーとなる単語だけ入れ替えたらぁ?(例:(簡)根据→(繁)依據、(簡)通过→(繁)透過、とか)、日本の訪日外国人向け中国語パンフなんかもぱっと見そんな感じのあるし、確か香港の繁体/簡体案内表記もそんな感じのあったしぃ…(でなきゃあそこまで他の部分がキレイに同じになるとは思えない)とか思ってしまいます。

っていうか、一口に「簡体字圏」「繁体字圏」といっても、日本では前者が中国本土、後者が台湾みたいに解されているフシがあるけど、実際には中国語を表記するにあたり「簡体字を使っている地域」と「繁体字(正体字)を使っている地域」のことを指す言い方でその範囲は広いんですよね。簡体字使ってるところは中国本土の他にシンガポールがあるし(確かマレーシアもそうだったような…)、繁体字圏は台湾だけでなく香港、マカオもそうだし。今までみたいに日本から大陸、台湾に訳文を「出荷」するなら出荷先の地域の言い方に沿った言い回しにするのはそりゃ良いことだと思うけど、日本に来る中華圏の方って大陸や台湾出身の方だけってわけではないのだから(絶対数は大陸・台湾からの人が多いのかもしれないけど)、ローカルな言い方追求してたらそれこそキリがない、というか、そもそも「繁体字圏ではこういう言い方が一般的なんですか?」と一口で言われましても、まずそちらの仰ってる繁体字圏はどこのエリアから来るお客様を想定されているんですか?とでもいいますかね…。

まぁ要するに、色々グチグチ書いたけど、実際にこちらが明らかに誤訳していた、というのならともかく、個人の表現の違いや明確に言い方の違いが存在する単語を「一方がこうだからもう一方は間違ってる!」と単純に決めつけてこないで欲しいし、別々の翻訳者/チェッカーに頼んだものなのならなおのこと「表現をどっちかに統一して!」なんて言ってきて欲しくないなぁって思うんですよ。特に後者は最初にお願いした翻訳者さん、チェッカーさんに対してすごく失礼なのではないかと思う…。

(ところでこの手の「質問」って、繁体字中国語チェッカーさんの所にも行ってるのかしら。書きながらふと気になってしまった…)



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「今の翻訳会社さんとの待遇に疑問が生じたら、新しい翻訳会社さん探してより良い待遇で仕事できるようにしましょう」とはフリーランス翻訳者界隈で良く言われることだし、まぁ私もお仕事続けるならより高い翻訳/チェック単価でお仕事下さる会社さんと続けたい、というのが本音なので、時間のある時は新しい翻訳会社さんを探しているのですが。

最近この「新規翻訳会社さん探し」に疲れてきました。

というのも、求人広告見つけて応募して、書類選考通ってトライアル受かってこちらの単価等の登録条件についても相手に了承頂けて正式登録するじゃないですか。

でも、実際にお話し頂くお仕事の単価って登録した単価より安いんですよ。

曰く「お客様の予算の都合上」とか「他の分野ではもうちょっと高いのかもしれないけど、この分野ではこれが相場でそれ以上出せない」とか。

希望単価で打診頂いても、直前になって「お客様が予算について悩んでてGOサインがまだ出ないので事実上白紙」とかあるし。

求人広告に単価書いてなかったので問い合わせてみたらまたえらく安かったりするし。

これだと結局、今コンスタントにお仕事下さってる会社さんが一番良心的なのかな、なんて思ったり。

なかなか難しいですね。

私が駆け出しのころから先輩翻訳者さんから「(中国語の)翻訳単価は年々下がっている」って言われてましたけど、実際翻訳単価やチェック単価って今後下がることはあっても上がることってあるんですかね。一度安い単価で発注して納得のいく質のものできちゃったら、お金出す側は元の単価上げようなんて気にはなかなかならないだろうし…。

なんか今回愚痴っぽくてすません。

でもちょっとここの所、営業活動で心折れかけてます。。。。


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最近訪日中国人が増えてきているせいか、そっち関係の仕事も以前と比べて増えてきている気がします。どんなお仕事かっていうと、日本に来る中国人向けに翻訳された文章のチェックのお仕事…です。

私、大学での専門が日本の宗教文化史だったこともあってか、こういうお仕事大好きです。日本のあんな文化やこんな風習がどう中国語で表現されて紹介されるのかとか、昔からかなり興味ありましたし。翻訳しているのは日本の文化や習慣に詳しい中国人翻訳者さん(だと思う)なので、私が主に見るのは誤訳やヌケがないかとか(やはり日本語の言い回しが複雑だったり独特すぎたりして、たまに読み間違えられることもあるので)、指示通りの表記になっているかとか、所定の場所に該当する中国語がちゃんと入っているかなんですけど。

なので、機械翻訳とかではなく、きちんと人の手で翻訳されていればなかなか楽しいお仕事なんですけど、その反面、ものすごーく緊張するお仕事でもありますemoji

なんでかっていうと、「他の産業翻訳案件に比べると格段に一般の目に触れる機会が多い」から。ヘンな訳があるとツイッターやWeiboなどで晒されまくるので、緊張感ハンパないっていうか(;´Д`)。別に普段からいい加減に仕事しているつもりは全くないのですが、いつも以上に「どうかミスがありませんように!私のチェック内容も翻訳者さんの翻訳もおかしくありませんように…!」と毎度祈る気持ちで納品していますemoji(まぁ幸い今のところ、私がチェックした案件が少なくとも私の目に見える範囲でネットで晒されたことってないですが…)

そんな私の今の(この分野に対する)最大の関心事は、「日本の固有名詞(特に漢字表記のもの)がどの程度日本語の漢字のまま中国語文の中で存在できるのか」ってことです。以前は「これそのまま漢字を中国語読みしても通じないから、ちゃんと中国語に訳すように」と言われていたものでも、訪日中国人の増加で有名なったのか、それとも草の根交流の賜物なのか、日本の漢字そのままでイケちゃうケースも出てきてるみたいなんですよね(乱暴な例え方かも知れませんが、日本でもデザートを「ドルチェ(伊)」とか「スイーツ(英)」と料理や媒体によって言いわけたりしているので、もしかしてそれと似たような現象?なんて思ってますがemoji)。

中国人読者さんに「え~?日本の○○(日本語)は○○でしょ?××(従来の中国語訳)って言い方、古~いwwww」とか「えっ?○○(日本語)っ何?ちゃんと訳せよ意味わかんねーよ?」と思われたり、何より翻訳者さんに「このチェッカー物知らねぇな、大丈夫なのかw」と思われて余計な手間かけさせたりしないように、日本の観光案内の公式サイトやWeiboやWeChatの日本紹介記事を見ては、知識を溜めこんでいる(更新している)今日この頃です^^;

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プロフィール
HN:
はぎちょん
性別:
女性
自己紹介:
翻訳会社のコーディネータ&チェッカー、中日ビジネスコンサル会社の翻訳事業部のコーディネータ&チェッカー/翻訳者を経て現在中国語のフリー翻訳者。在宅で中日訳のほか、中日/日中/英中訳のチェックなども行っています。夫と二人暮らしのアラフォーです。
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