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翻訳の仕事のこととか中国語のこととか中華圏旅行のこととか。

ゲーム翻訳といえば、ローカライズとかカルチャライズとか、如何に自然なターゲット言語(ここでは日本語)にすることが大変且つ重要か、ということが語られがちですが、その辺については他の方がブログ他色んな媒体で詳しく語って下さっているので(確かに、ターゲット言語の「流暢さ」「自然さ」はとても大切なことだというのはよく分かるんですよね。だって私、海外のゲームをプレイしない最大の理由が『日本語がヘンだから』だから)、私はそれ以外のことについて書いてみたいと思います。

何かというと、「スキルの説明」。

ゲーム翻訳やったことのある人の中には、「え?そこに何を気を付けることが?」と思われる方もいるかもしれません。セリフ等と違って、素直に訳せばいい所だから。

ええ、恐らくはそこが落とし穴。私はゲームの中日訳チェックもやったことがあるのですが、実はここ、結構誤訳や訳抜けが多いんです。

数字や単語だけ違っている所が前に出て来た文と変わっていなかったり、新たに挿入された箇所が訳されていなかったり…。

例を挙げると、原文「自身のHP500ポイント回復」の訳がその前に出て来た「自身のHP300ポイント回復」のままになっていたり、原文ではこの「HP」の部分が「MP」に変っているのに「HP」のままになっていたり。「敵を沈黙状態にする」に「2ターン」が加わって「敵を2ターン、沈黙状態にする」となっているのに、この「2ターン」が抜けていたり。「沈黙」が「めまい」になっていたり。あとは「敵に<font color="#7fff00">%s</font>のダメージ」の「<font color="#7fff00">」の部分が原文では「<font color="#ffff00">」に変わっているのに「<font color="#7fff00">」のままなっていたり。
(※例文は実際の誤訳例に基づき、私が今適当に考えたやつです)

恐らく似たようなフレーズが多いからなんでしょうね。前に出て来た類似のフレーズをコピペして(memoQなどのCATツール使う場合は一致率の高いTMから流用して)、変わったところを変更し忘れたとか、或は変わっている所があることに気づかなくてそのままにしてしまったのだろう、と思いますが…。(CATツールの場合はTMと違っている箇所は色付けされて表示されるけど、それでも見落とす時は見落としますからね。あとTM自体が間違っていて一致率信じて挿入してそのまま…っていうケースも考えられるか…)

これ、間違ってるとプレイヤー的にかなり痛いんですよ。プレイヤーはこの情報をもとに戦略を立てるので…。このキャラはレベルいくつになるとこういうスキルが使えるようになって、そうするとこういうバフが…とか、デバフが…とか。このキャラのスキルとこのキャラのスキルでこういう相乗効果があるからこのキャラと組めば有利にゲームが進められるぞ…とか、相手のこのキャラはこういうスキルがあるから気をつけなくちゃ、とか、このアイテム(相手のスキルダメージを半減させる効果があるようなアイテム)装備しておこうかな、とか!

だからその情報源がね~間違ってるとね~~~~戦術が狂うんですよぉぉぉ~~~~~(T0T)

あんな小さな画面の狭いスペースに小さな字で書いてあるようなスキル説明なんて誰が読むの?なんて思ってる人がいるかどうか分からないけど、えっとあの…読むので!プレイヤーは(少なくとも私はプレイするとき)ちゃんと読んでるので!!!!

…とまぁ偉そうなこと書きましたけど、他の人が見落としやすいということは、私も見落としやすい箇所だと思うので、気を付けなきゃな、と思います。。。。


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前回のエントリーに「元々ゲームやアニメや漫画が大好きなオタクだから、こういった2次元コンテンツの中日訳をやらせてもらえるのはすごく嬉しい」と書きましたが、実はゲームだけでなく漫画の方の翻訳も、最近になって始めることができるようになりました。

実は学生の頃から漫画の翻訳やりたいな~と思ってたんですけど、その頃(20年以上前)は日本の漫画が中華圏向けに翻訳されることはあっても、逆って少なかったんですよね(ほぼ皆無に近かったような…?)。いくら漫画の翻訳やりたいとは思ってても中訳は流石にムリなので、いつか中国語の漫画の日本語訳の仕事が出て来る日を夢見つつ、趣味と勉強を兼ねて好きな日本の漫画の中国語版を手に入れては読み比べをしていました。「ああ、このセリフってこう訳せるのか~」とか(好きなキャラや好きなシーンのセリフが外国語でどう訳されるのか、日本語的な言い回し<日本の文化・習慣に根付いた言い回し、とでもいうか>を外国語でどう表現するのかって、すごく気になるんですよ)(笑)。

中華圏の漫画の日本語版を結構目にするようになったのは、ほんのここ最近(1年とか2年とか3年とか?)ですかね~。私の方でも中華圏の漫画情報は個人的にチェックしてるんですけど、「あ、なんか最近中国で面白そうな漫画出てるなぁ…絵もかわいい(かっこいい)し」なんて思い始めた矢先…とでもいうか。

ゲームもそうですけど、中国の2次元コンテンツ産業が急成長してきて、私のような末端の下請け翻訳者にもお声がけ頂けるようにになったとは、嬉しい限りです。



超お久しぶりの更新になってしまいましたがemoji

最近中日のゲーム翻訳案件が増えてきているのか、このところゲーム翻訳のお仕事に忙しくしていました。

タイトルに「ことはじめ」なんて書いてあるけど、実は全然初めてじゃないです(笑)。一番最初にやったのは2008年だったかなー。あの頃はリーマンショックの影響で産業翻訳分野の仕事が軒並み減少して、当時会社勤めだった私も会社が給料はおろか交通費すら払えなくなって自宅待機状態になってたのですが、対してどういうわけだかゲーム翻訳案件が増えてきてて(当時交流のあった翻訳者さんの知り合いも何人かゲーム翻訳の仕事のお声がかかってたようなので、私が登録してた翻訳会社だけじゃなくホントに全体的に流行ってたんだと思う)、自宅待機をいいことに荒稼ぎしていました(大笑)。

当時は台湾製のゲームが多かった印象ですね。今は中国大陸系のゲームが多いけど。

元々ゲームやアニメや漫画が大好きなオタクで、こういった2次元コンテンツの中日訳は「やりたい!」と思ってたから、やらせて頂けるのはすごく嬉しいし、むしろ産業分野より身も心も浸かっている時間が長い分、「キタ━━━(゚∀゚)━━━━━ッ!!!!!!ウォォォォォォォォ!!!!!」って感じなんですけど(大笑)。(ただオタクに差別的な時代に厨二病全盛期を過ごしたせいか、特に仕事みたいなフォーマルな場で自分のオタク度をさらけ出すのって相当恥ずかしいというか、勇気要るんですがw)

ただ、いくらゲームが好きだとは言っても、そこは仕事だから苦労はあるんですよね。個人的に一番大きな問題なのは、私がプライベートでプレイしてるゲーム(日本のゲーム)と仕事で来るゲーム(中華圏発ゲーム)のジャンルが違うこと。

私が好んでプレイしているのは家庭用ゲーム機だと対戦型格闘ゲームや、スマホだと乙女ゲー(腐女子向け)。でも仕事で受けてるのはそのどっちでもないんですよ…。バトル要素のあるゲームの場合はバトルもの苦手な方とか、そもそもゲーム自体やらない人とかと比べると馴染めてるのかもしれないけど…(比較対象がないので分かりませんが)。今はもう大分慣れたけど、普段やってるゲームとシステムが違うので、最初の頃はそのゲームジャンル特有の用語が分からず調べるのが大変でした。

あとはついうっかりゲームにハマっちゃうとこ?(笑)ゲーム内容を理解するためにゲームを実際にプレイしながら翻訳してるのですが、ゲームの続きが気になっちゃってemojiあまりプレイに没頭しすぎると仕事にならなくなるからその辺の兼ね合いが…ね。仕事中は納期優先なのでそれは自分によく言い聞かせてますけど。そういう産業翻訳にはない(ムダな)葛藤もありますね(^▽^;)。

あ、あと普段自分がプライベートでプレイする分には全然気にしてないような表記も注意深く見なくちゃいけなかったり…とか。(おかげでプライベートで気にする項目が増えましたw)

まぁなんにしても、自分がプレイして感じた「面白さ」が少しでも多くの方に伝わるといいなぁと思ってます。



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プロフィール
HN:
はぎちょん
性別:
女性
自己紹介:
翻訳会社のコーディネータ&チェッカー、中日ビジネスコンサル会社の翻訳事業部のコーディネータ&チェッカー/翻訳者を経て現在中国語のフリー翻訳者。在宅で中日訳のほか、中日/日中/英中訳のチェックなども行っています。夫と二人暮らしのアラフォーです。
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