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翻訳の仕事のこととか中国語のこととか中華圏旅行のこととか。当たり前だけど内容はあくまで個人の見解です。

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3月11日以前はルーティンの記事翻訳の仕事以外にも毎週何かしらコンスタントに単発の仕事が入っていたのですが、震災以降はめっきり仕事が減ってしまいました。

最初のころは被害の大きさに対する衝撃や余震、物流の滞りやら計画停電の情報やら原発事故情報やらでてんてこ舞いだったので仕事量を気にする余裕はなかったのですが、震災から2週間がたち、節電生活にも次第に慣れてきたせいか、あれ?そういえば震災からこっち、記事の仕事しかしてないぞ…と。

記事以外の仕事は産業翻訳(契約書とかマニュアルとか企画書、プレゼン資料、製品の安全基準リスト、観光案内など)がほとんどなので、今あっちこっちで工場の操業停止している状態だし、世界では日本製品の輸入・販売自粛や日本への渡航自粛ムードが広がっているみたいだから、致し方ないのかも。。。

まぁ仕事をするにはパソコンとかプリンターとかはどうしても使わなきゃいけないので、仕事なかったらなかったで節電になっていいのかもしれないけど、懐的にどうなんだろうという疑問が。

停電の間は店は営業できないわけだし、夫の会社の工場も被災して稼働できてない状態みたいだし、こうしてぼちぼちと国民の家計に響いてくるんだろうなぁ。。。。


【今日の中国語】

放射線=辐射线(フーシューシェン/fúshèxiàn)、 放射线 (ファンシューシェン/fàngshèxiàn)

ちなみに日本では放射線というといわゆる「狭義の意味での放射線」を指す場合が多いけれど(というか、放射線っていうとイコール放射能、キケンっていうイメージ持っている人が大半かと)、中国語で放射線(辐射线)というと、日本では「広義」としてとらえられる放射線(いわゆる家電製品から放出される電磁波など)も普通に入ります。

なので原文で「辐射线」ってなっていたからって機械的に「放射線」って置き換えると、普通の家電や医療機器がなんかものすっごくキケンな物体に様変わりしてしまうので注意が必要です。

そのくらい文脈でわかりそうなもんじゃない?って言われそうな気がしますが…。

でもこれ、放射線の定義とか、どんな種類があるのかとか、家電や医療機器などの電機製品から放出される広義の意味での放射線の種類とかが分かってないと結構ひっかかったりするんですよ原文読んでて「え?○○から放射線?」ってびっくりして調べてみたら、ああなんだ電磁波か…とか××線のことか…とか。

まぁ電磁波も浴びすぎると危険ですけどね~。

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使わない電気製品のコンセントは抜いたり…と日ごろから節電には気を使っているつもりなのですが、今回の震災・輪番停電を機にいろいろ見直してみました。

いつもは使い終わったらコンセント抜く家電は電子レンジ、トースター、プリンター、パソコンだけだったのですが、洗濯機にもチャレンジしてみたり(考えてみれば洗濯機なんて1日に1回か、日によっては全く使わないときもあるんだから、日ごろから電源抜いといてもいいのかもしれない)。

いつも仕事は日当たりの悪い自分の部屋か食堂兼台所で電気付けてやっていたのですが、今回から日当たりのよい夫の部屋の窓際に移動したり…。(窓際だから明るいし、晴れているときは温かいので電気&暖房要らず)

…まだまだやれることはいっぱいあったことに気づかされました

あと、意外と照明の明るさ落としても何とかなるものなのですね。

ここ数日、スーパーやコンビニ、レストランなどで照明落としているせいか、目がその明かるさ(というか暗さ?)に慣れてしまい、それまで明るさ全開で照らしていた家の照明もまぶしく感じるようになってしまったんですよ。

なので照明の明かりは数段階落として使うようにしています。

夜はちょっと暗いけど、おかげで寝つきが良くなったような気がします(夜しっかり寝るためには、目から入ってくる光の量が大切だっていう話はホントだったのね)

節電は二酸化炭素の排出削減にもなって地球温暖化防止にも役立つので、一過性のものとせず、今後も継続していきたいですね


【今日の中国語】

節電=节电(ジェディエン/jié diàn)、省电(ションディエン/shěng diàn)

「省电」の方がよく使うかなぁという感じですが(あくまで個人的感覚)。

节约用电(ジェユェヨンディエン/jiéyuē yòngdiàn)という言い方もします。




P3140390.JPG

普段軽く下ゆでしたり電子レンジで蒸した野菜や香辛料、多めに作ったおかずなどは冷凍保存してちょこちょこ使っているため、停電で冷凍庫が使えなくなるというのは我が家にとって結構な死活問題です

年末に冷蔵庫の掃除をした時も、野菜やおかずのかなりの量が解凍しちゃって(あとアイスも)うひゃ~でした。

…なので昨日買ってきましたよ、クーラーボックス!!

保温・保冷シート付きのバッグもあるので、そういうのと合わせながらなんとか乗り切りたいなぁと思ってるのですが。

どっちもそんなに大きくないんだよね…。全部入るかな…。

とりあえず生鮮食料品とか、溶けるとマジで困る冷凍ものとかを優先的に入れてみようと思います。(今夜のおかずに使うものだったら自然解凍しても構わないけど)


【今日の中国語】

輪番停電=轮番停电(ルンファンティンディェン/lún fān tíngdiàn)

「轮番」は日本語の漢字に変換するとそのまま「輪番」になるんだけど、中国語では「順番に」「代わる代わる」という意味で良く使います。

日本語でも「大勢の人が代わる代わる順番にすること」「まわり番」という意味があるのですが(「広辞苑」より。一番最初の用例として出てくるよ)、日常的にあまり使わないですよね。(正直、今回の地震による停電のニュース聞いて初めて「えっ!日本語にも『輪番』なんて言葉あったの!?」とびっくりしたくらいで…

なのでこれまで「轮番」って言葉が出てきたときは、文脈に合わせて訳語を変えたり、訳注を付けたりしていました。

今回の件で「輪番」っていう言葉が少しでも日本語の中に定着するといいなーなんて思っているのですが、さっそく「計画停電」に言い換えられちゃいましたね。

翻訳をする際、訳しにくい言葉などは「その動作の起点がどこか」を考えて訳語や訳文を作っている(というか、別の言葉への言い換えを試みる)のですが、今回の「計画停電」への言い換えをみて、なるほどな~って思いました。
 




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プロフィール
HN:
暁香月
性別:
女性
自己紹介:
翻訳会社のコーディネータ&チェッカー、中日ビジネスコンサル会社の翻訳事業部のコーディネータ&チェッカー/翻訳者を経て現在中国語のフリー翻訳者。在宅で中日訳のほか、中日/日中/英中訳のチェックなども行っています。夫と二人暮らしのアラフォーです。
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