翻訳の仕事のこととか中国語のこととか中華圏旅行のこととか。当たり前だけど内容はあくまで個人の見解です。
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NHKのテレビ中国語講座「テレビで中国語」の「声調確認くん」のタブレット・スマホ版(Android)がついにリリースされましたね!←10月に入ってからiOS版も出たようです。
スマホ版の登場を今か今かと待ち焦がれていたので、早速インストールして遊んでいます。
…面白いですコレ。夫婦でハマってます
何が面白いって自分の声調の波形が見れるっていうのが何より面白いです。お手本に近いと「よっしゃー!!!」ってなるし、違ってると「も…もう一度…!」とリベンジに燃えたくなるし…。
とりあえず私がやったところではこんな感じです。
(今回画像が多いのでサムネ表示にしてあります。クリックすると大きな画像で見れるよ☆)
まずは24課課題文。
完全にピッタリとはいかなかったけど、まぁまぁ…?
1回目は「泉」の上がりが弱かったみたいだからちょっとそれを意識してやってみたら
…「水」の音が落ちたままになったwww
果たして「中国語10年以上やってればこんなもん」なのか「10年以上の付き合いでこの程度」なのかよく分かりませんが(;´∀`)、ここ数年中国語喋る機会もあまりない中ではまぁまぁの出来かな…?まぁ旅行に行ったら通じてるのでこのくらいのズレは許容範囲だよね多分…ということにしています(…と、ちょっと自分に甘い評価をしてみる)。
まぁそれはともかく、自分の中でのナチュラルスピード(お手本に比べると結構速め)で判定してもらうと波形ズレるけど、お手本のスピードに近づけてゆっくり喋ると盛大にズレた部分もピッタリ合うので、落ち着いてゆっくり発音する大切さに改めて気づかされたり…。
(※1枚目は早めに言ったもの、2枚目はゆっくり落ち着いて発音したものです。「打电话」の部分もちょっとずれてるけど、「想」の部分が特にね…)
あと言いなれた単語は速めに発音しても波形はお手本とそんなに大きくズレなかったので、やはり繰り返し発音して口に馴染ませるのが一番なんだなぁなんて思いました。
…しっかし3声はやっぱ難しいな!学生の頃よく中国人の先生方が「日本人は3声が苦手」と声をそろえて仰っていたので意識して気を付けるようにしてたんだけど、このほかにもいろんな例文で試してみたけど3声はかなりの割合で安定しなかった…。
中国語を習い始めた頃は、3声は「一度下げて上げる」と習ったので「最後に上げる」ことを意識して発音してたんですけど、そうすると中国人の先生には「2声にしか聞こえない」ようで…。テープとか先生の発音とかよくよく聞いていると3声は「最後に上げる」というより「低く抑えている」ように聞こえたし、先生もよく「3声だから低く抑えて」って仰ってたから、以来「3声は上げずに低く抑える」ことを意識して発音するようにしてたんですよね。そしたら先生からOKもらえるようになったんですが…。
今回「声調確認くん」に分析してもらった結果、「私もしかして、低く抑えることを意識しすぎて低く抑え過ぎてない?最後ちょっとだけ上げた方がいいかも…?」ということに思い至りました。画像はとっておかなかったんですが、確かに低く抑え過ぎてて、声の調子は低いんだけど波形が1声のように真っ平らっていうのがあったんですよ
最近では自分の発音を他の人に確認してもらうという機会が減ったので、こういうツールがあると非常に助かりますね。自分の発音を聞き返すこともできるし。
あ、ちなみにスマホ・タブレット版は英語の発音確認アプリと抱き合わせ(笑)のようなので、英語アプリでも時々遊んでいます。
英語の発音は受験勉強のトラウマからかかなり自信がないので、「OK」表示が出るととても嬉しいです。
ちょっと街中で喋ってみようかなぁっていう気にさせられます。
(しかし英語の方はちょっと判定甘いような…?)
(それにしても、自分でやっといてなんだけど、自分の声調ブログに晒すとか、かなりの羞恥プレイな気がするな…。ええ、結構恥ずかしいと思ってマス)
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中国語特集が組まれているというので今年秋の通訳翻訳ジャーナル買ってみました!
中国語特集読んだら、なんか昔ここに書いた内容思い出したな…。数年前に書いた記事だけど、「文芸翻訳はあまり需要がない」とか「分野を一つに絞らない人が多い」とか、「確かに中国語の仕事は増えてるんだけど、フリーランスへの外注として発生するのはごくわずか」とか…。
・「登録したのに仕事が来ない!の「なぜ」」
・「(中国語)翻訳者の「あるある」?(笑)」
あと以前「中国語の仕事って短納期が多いんですよね」と翻訳会社さんに言われると書いたのですが(これ→「翻訳にはインスピレーションも大事」)、その理由が今回の通翻ジャーナル読んで良く分かりました。ナルホドそういうわけね…。
ま、それはそれとして。今回の特集の中で中国語以外で個人的に気になったのがISO17100のこと。特に翻訳の資格―翻訳学校や大学での「翻訳の学位」に関してでした。
私も駆け出しの頃翻訳学校で勉強してたし、それはそれで勉強になったし、ものすごく今の自分の仕事の糧になっていると思うのですが、反面ず~~~っと不満に思っていることがあるんですよ。
ズバリ、「このカリキュラム終了したからって、即仕事に結びつくわけじゃないじゃん?」ってこと。
翻訳業界って完全に「経験重視社会」なので、語学試験に合格しても翻訳学校で良い成績を修めても、実務経験がなくちゃトライアルすら受けさせてもらえないってところ多いんですよね…。
特に私は大学卒業後留学したいわゆる「第二新卒」で、しかも当時は就職氷河期ということもあって、北京から帰って来た後なかなか就職の口が見つからなかったから、せっかく中国語や翻訳の勉強頑張ってもなかなかチャンスが巡ってこなくて苦労したという…(;´Д`)。
今でも新規分野開拓したいと思ってどんなに勉強しても、やはりその分野での実務経験がないと、例えその分野で翻訳者が不足していてもなかなかチャンスもらえないし…。
英語みたいな大きな市場で、一つの分野に絞ってもやっていける言語なら別に問題ないのかもしれないですが、フリーランスとしてある程度まとまった収入を得るには複数分野への対応が不可欠という中国語のようなマイナー言語の場合は、まさに死活問題かなと(笑)。
なので「この学校やこのカリキュラムを卒業したら、翻訳者としての資格がもらえる」というのができたらいいなぁ…なんて思ったのでした。学位…というか、トライアルに応募できる資格とでも言いますかね。
去年参加したとある産業翻訳分野の翻訳講座で、講師の先生が「この分野の中日訳できる日本人翻訳者が少ないから、中国人にお願いしてるんだけど、日本語の質に問題があるので、この分野に対応できる日本人翻訳者さん・チェッカーさんが増えて欲しい」ということをおっしゃっていたのですが、翻訳需要に対して翻訳者の供給が追い付いてない分野などで翻訳講座を開いて、そのカリキュラムをある一定の成績を修めて終了すればその分野に対応できる翻訳者と見なされる―っていう風にできれば、ソースクライアントさんが翻訳の質で泣くこともないだろうし、当該分野に対応している別言語の方にお仕事を依頼する必要もなくなるんじゃないかなぁ(いや実際そういう求人見たので…)…なんて、素人考えですが思ったのでした。
拍手ありがとうございました
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