翻訳の仕事のこととか中国語のこととか中華圏旅行のこととか。当たり前だけど内容はあくまで個人の見解です。
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中国語特集が組まれているというので今年秋の通訳翻訳ジャーナル買ってみました!
中国語特集読んだら、なんか昔ここに書いた内容思い出したな…。数年前に書いた記事だけど、「文芸翻訳はあまり需要がない」とか「分野を一つに絞らない人が多い」とか、「確かに中国語の仕事は増えてるんだけど、フリーランスへの外注として発生するのはごくわずか」とか…。
・「登録したのに仕事が来ない!の「なぜ」」
・「(中国語)翻訳者の「あるある」?(笑)」
あと以前「中国語の仕事って短納期が多いんですよね」と翻訳会社さんに言われると書いたのですが(これ→「翻訳にはインスピレーションも大事」)、その理由が今回の通翻ジャーナル読んで良く分かりました。ナルホドそういうわけね…。
ま、それはそれとして。今回の特集の中で中国語以外で個人的に気になったのがISO17100のこと。特に翻訳の資格―翻訳学校や大学での「翻訳の学位」に関してでした。
私も駆け出しの頃翻訳学校で勉強してたし、それはそれで勉強になったし、ものすごく今の自分の仕事の糧になっていると思うのですが、反面ず~~~っと不満に思っていることがあるんですよ。
ズバリ、「このカリキュラム終了したからって、即仕事に結びつくわけじゃないじゃん?」ってこと。
翻訳業界って完全に「経験重視社会」なので、語学試験に合格しても翻訳学校で良い成績を修めても、実務経験がなくちゃトライアルすら受けさせてもらえないってところ多いんですよね…。
特に私は大学卒業後留学したいわゆる「第二新卒」で、しかも当時は就職氷河期ということもあって、北京から帰って来た後なかなか就職の口が見つからなかったから、せっかく中国語や翻訳の勉強頑張ってもなかなかチャンスが巡ってこなくて苦労したという…(;´Д`)。
今でも新規分野開拓したいと思ってどんなに勉強しても、やはりその分野での実務経験がないと、例えその分野で翻訳者が不足していてもなかなかチャンスもらえないし…。
英語みたいな大きな市場で、一つの分野に絞ってもやっていける言語なら別に問題ないのかもしれないですが、フリーランスとしてある程度まとまった収入を得るには複数分野への対応が不可欠という中国語のようなマイナー言語の場合は、まさに死活問題かなと(笑)。
なので「この学校やこのカリキュラムを卒業したら、翻訳者としての資格がもらえる」というのができたらいいなぁ…なんて思ったのでした。学位…というか、トライアルに応募できる資格とでも言いますかね。
去年参加したとある産業翻訳分野の翻訳講座で、講師の先生が「この分野の中日訳できる日本人翻訳者が少ないから、中国人にお願いしてるんだけど、日本語の質に問題があるので、この分野に対応できる日本人翻訳者さん・チェッカーさんが増えて欲しい」ということをおっしゃっていたのですが、翻訳需要に対して翻訳者の供給が追い付いてない分野などで翻訳講座を開いて、そのカリキュラムをある一定の成績を修めて終了すればその分野に対応できる翻訳者と見なされる―っていう風にできれば、ソースクライアントさんが翻訳の質で泣くこともないだろうし、当該分野に対応している別言語の方にお仕事を依頼する必要もなくなるんじゃないかなぁ(いや実際そういう求人見たので…)…なんて、素人考えですが思ったのでした。
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