翻訳の仕事のこととか中国語のこととか中華圏旅行のこととか。当たり前だけど内容はあくまで個人の見解です。
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久しぶりに仕事のお話。今回は私が今まで周りの人から聞かれて、「それはちょっと違うよ!」と思った(中国語)翻訳者の実情(?)をご紹介します。
多分、こういうこと聞かれたことある人、多いんじゃないかな?と思ったので、タイトルは「(中国語)翻訳者の『あるある』?(笑)」です。
<その①>
「お仕事何されてるんですか?」と聞かれて「翻訳の仕事をしています」と答えると、大抵
「へ~翻訳者さんなんですか。じゃあ印税収入がっぽがっぽで儲かってるんでしょうね~」
と言われます。
い…印税…??
もしかして小説などの文芸翻訳やっていると思われたのかな…?
確かに翻訳といえば、日常暮らしてて目に入るのは外国文学の小説とか映画だから、そう思われるのも無理ないのかも…。
かくいう私も、翻訳という仕事に漠然とした憧れを抱いていた時期は、翻訳=文芸翻訳、のイメージでしたからね。
まぁそれはともかくとして、今は産業翻訳がメインの私だけど、「いつか小説訳せる日が来るといいなぁ…」と、今でも相変わらず文芸翻訳には憧れを抱いています
需要供給面とか色々と…難しい部分もあると思うんだけどね。
<その②>
翻訳の仕事をしているという話になり、「何語やっているんですか?」と聞かれて「中国語です」と答えると、大抵こんな答えが返ってきます。
「いいなぁ…中国って今成長市場だから、お仕事いっぱいでがっぽがっぽ稼いでるんでしょうね~」
うう~ん、確かに中国は成長市場で対中国の仕事が増えているのは本当なんでしょうけど、それが日本国内でどの程度まで外注の翻訳の仕事として発生しているのかっていうのは、ちょっとよく分からない部分があるんですよね。
だって、たとえば日本企業が中国現地に進出するとして、従業員として雇うのは現地中国人だし、責任者として派遣されるのは本社の人だろうし…。
それに何か翻訳や通訳の仕事が発生したのだとしても、もとからいる中国語が分かる社員さんにお願いしたり、もしくは社内で中国語が分かる人材を育てた方が、安上がりですしね(お給料の範囲内で仕事をやってもらい、余計な外注費はかけないという意味で)。
仮に外注に出すのだとしても、中国の翻訳・通訳会社にお願いした方が単価安いですし(日本国内の翻訳会社さんでHPに翻訳単価出しているところありますけど、1文字2円代とか1円とか、日本国内で仕事した場合とてもじゃないけど稼ぎになりませんよ。コレ、クライアント様にお支払いする単価だろうから、実際に翻訳者に払うのはもっと安いと思うし…)
それに、「中国語の仕事が増えている」とはいっても、それはあくまで「20年、30年、40年前と比べれば」であって、英語とかと比べるとまだまだ少ない、というのが現状。
よく翻訳会社さんに登録の面接に行くと、「中国語の人って英語の人と違って、分野絞らずに『何でもやります』っていう人多いですよね~」と言われるのですが、それは単に分野絞ったら仕事来なくなっちゃうからなんです
「そりゃ英語みたいに分野1つに絞って、それで食べていけるならそうしたいよ!」と思っている中国語翻訳者、結構多いんじゃないかな(笑)。
【今日の中国語】
印税=版税(バンシュィ/bǎnshuì)
ランキングバナーのクリック、どうもありがとうございました
多分、こういうこと聞かれたことある人、多いんじゃないかな?と思ったので、タイトルは「(中国語)翻訳者の『あるある』?(笑)」です。
<その①>
「お仕事何されてるんですか?」と聞かれて「翻訳の仕事をしています」と答えると、大抵
「へ~翻訳者さんなんですか。じゃあ印税収入がっぽがっぽで儲かってるんでしょうね~」
と言われます。
い…印税…??
もしかして小説などの文芸翻訳やっていると思われたのかな…?
確かに翻訳といえば、日常暮らしてて目に入るのは外国文学の小説とか映画だから、そう思われるのも無理ないのかも…。
かくいう私も、翻訳という仕事に漠然とした憧れを抱いていた時期は、翻訳=文芸翻訳、のイメージでしたからね。
まぁそれはともかくとして、今は産業翻訳がメインの私だけど、「いつか小説訳せる日が来るといいなぁ…」と、今でも相変わらず文芸翻訳には憧れを抱いています
需要供給面とか色々と…難しい部分もあると思うんだけどね。
<その②>
翻訳の仕事をしているという話になり、「何語やっているんですか?」と聞かれて「中国語です」と答えると、大抵こんな答えが返ってきます。
「いいなぁ…中国って今成長市場だから、お仕事いっぱいでがっぽがっぽ稼いでるんでしょうね~」
うう~ん、確かに中国は成長市場で対中国の仕事が増えているのは本当なんでしょうけど、それが日本国内でどの程度まで外注の翻訳の仕事として発生しているのかっていうのは、ちょっとよく分からない部分があるんですよね。
だって、たとえば日本企業が中国現地に進出するとして、従業員として雇うのは現地中国人だし、責任者として派遣されるのは本社の人だろうし…。
それに何か翻訳や通訳の仕事が発生したのだとしても、もとからいる中国語が分かる社員さんにお願いしたり、もしくは社内で中国語が分かる人材を育てた方が、安上がりですしね(お給料の範囲内で仕事をやってもらい、余計な外注費はかけないという意味で)。
仮に外注に出すのだとしても、中国の翻訳・通訳会社にお願いした方が単価安いですし(日本国内の翻訳会社さんでHPに翻訳単価出しているところありますけど、1文字2円代とか1円とか、日本国内で仕事した場合とてもじゃないけど稼ぎになりませんよ。コレ、クライアント様にお支払いする単価だろうから、実際に翻訳者に払うのはもっと安いと思うし…)
それに、「中国語の仕事が増えている」とはいっても、それはあくまで「20年、30年、40年前と比べれば」であって、英語とかと比べるとまだまだ少ない、というのが現状。
よく翻訳会社さんに登録の面接に行くと、「中国語の人って英語の人と違って、分野絞らずに『何でもやります』っていう人多いですよね~」と言われるのですが、それは単に分野絞ったら仕事来なくなっちゃうからなんです
「そりゃ英語みたいに分野1つに絞って、それで食べていけるならそうしたいよ!」と思っている中国語翻訳者、結構多いんじゃないかな(笑)。
【今日の中国語】
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プロフィール
HN:
暁香月
性別:
女性
自己紹介:
翻訳会社のコーディネータ&チェッカー、中日ビジネスコンサル会社の翻訳事業部のコーディネータ&チェッカー/翻訳者を経て現在中国語のフリー翻訳者。在宅で中日訳のほか、中日/日中/英中訳のチェックなども行っています。夫と二人暮らしのアラフォーです。
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