翻訳の仕事のこととか中国語のこととか中華圏旅行のこととか。当たり前だけど内容はあくまで個人の見解です。
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「表演(ビャオイェン/biǎoyǎn)」とは「ショー」とか「実演」のこと。中華街のHPでは「ひょうえん」と中国語をそのまま日本語読みさせてたけど(イベント名なので固有名詞っていう扱いかな?)、あえて日本語に訳すとしたら「春節娯楽ショー」とか「春節エンターテイメントショー」なるでしょうか。
ここ2~3年、春節の時季になると毎年中華街に行ってたのですが、ショーは時間の都合がつかなくて一度も見たことなかったんですよねぇ。でも今回は都合がついたので!ガッツリ堪能してきました
この日、表演は午後2時半からと4時から、5時半からの3回行われており、私が行ったのは3回目の時間帯。4時半ごろに現地入りしたのですが、時間があったので中華街をぶらぶら堪能していました。
まずはChina Town80で獅子舞の獅子の頭をかぶって記念撮影。
一昨年行ったときは1人だったので写真撮れなかったんですけど、今回は夫も一緒だったので、バッチリ撮ってもらいました
華正樓でバレンタイン特製月餅「心结月饼(シンジエユエビン/xīn jié yuèbǐng)」を買い…
チョコレート月餅をハート形にしたものです。写真は去年のものです(実は去年も買った・笑)。
老維新(ローイシン,老维新=ラオウェイシン/lǎo wéixīn)で激辛パンダまんを買い…
実は私、老維新さんの中華まんが大好きでして…行くたびに買い食いしてるんです大きさも中華街の他のお店で売っているものほどビッグではないし、チョコとか抹茶とか季節のフルーツとか、お肉以外の味もありバリエーション豊富で美味!しかも見た目も可愛いし(パンダのほか、かわいいブタの顔をした中華まんもあるよ!)。
いつもはチョコとか抹茶とか、甘い味の中華まんを食べているので、たまには普通にお肉の入った中華まんを食べてみるかと思い…でも普通の肉まんじゃなくて「激辛」にしたんですけど(笑)。
どんだけ辛いのかと思ったらものすっっごく辛かったです。辛みに強い私でも、あまりの辛さに涙出てお腹も少し痛くなったくらいの辛さでした。でも美味しかった…。
そんなこんなしている内に5時になってきたので、会場の山下町公園へ。私、中華街にある「山下町公園」と「山下公園」をいつも間違えるんですよね今回も直前まで勘違いしてて…間違えて山下公園まで行かなくて良かった…(笑)。
ちなみに山下町公園はこんな感じにライトアップされていました。
開演までまだ30分もあるというのにすでに椅子は埋まってて立ち見だったんですけど、前の方だったので良く見えました
先ずは中国舞踊(中国舞蹈=チョングオウーダオ/zhōngguó wǔdǎo)から始まって…
雑技(杂技=ザージィ/zájì)
ちょっとブレちゃったかな~。
そして獅子舞(狮子舞=シーズウー/shīzǐwǔ)
獅子が咥えてる(咥えてた?)赤い幟には「祥獅献瑞(祥狮献瑞=シャンシーシェンルイ/xiáng shī xiànruì)」と書いてあります。「魔よけの獅子が皆様に瑞祥をささげます」という意味のよう。
しっかし中国の獅子舞の獅子ってどうしてこう可愛いんでしょうね?モフモフしてて柔らかそうだし。尻尾も動くんですよ。可愛い(=▽=)。
前の方に座っていたチビッ子たちが頭噛まれてました。いいな~私も噛まれたかったな~(笑)。
1時間くらいのショーだったのですが、あっという間に過ぎてしまいました
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1月4日、帰国日です。この日は朝早くから空港に行かなきゃならないので、前日夜、ホテルの隣のデパートの地下食品売り場でおにぎりとジュースを買っておきました。
おにぎりは見た目日本の五目飯やひじきご飯のおにぎりみたいな感じだったんだけど、食べたら中に唐辛子が入っていたのか、辛かったです。さすが韓国(笑)。
ちなみに、今回も中国やフィリピン行った時みたいに、韓国の食品売り場で売っている面白い(?)ものを写真に撮って来ようと思ったのですが、客引きがすごくて…余りの凄さにカメラ向ける余裕ありませんでした
でもデパートの地下食品売り場だからなのか、物のサイズが大きかったな。シイタケとか…。太刀魚なんて丸々一匹売ってるの初めて見たし。バナナはなんか、小ぶりでしたけど。
帰りの仁川空港の中はこんな感じ。韓国の伝統的な建物が立ち並んでました。両班(ヤンバン)のお屋敷かな?
北京空港でもそうだったけど、近年の空港はこんな風に、自国の伝統建築物を建てるのが流行ってる(?)んですかね~。成田や羽田も結構日本情緒豊かだし…。
しかし、韓国の建物って、日本と似てるな~と前々から思ってたんだけど、こう写真を撮ってまじまじと見ていると、結構違ってますね。柱とか瓦の形とか…どこがどう違うって上手く説明できないんだけど、なんかこう…全体的な雰囲気みたいな?
帰国後、板門店で買った北朝鮮のワインを飲んでみました。
箱を開けてまずびっくりしたのは、普通ワインの瓶って、おりが溜まりやすいように底の部分が円錐形になっていますが、この瓶はそうではなく真っ平だったこと。おりがちゃんと漉されているわけでもなく…。
キャップを開けてみたら、口元になんかほこりついてるし…。
…ふと胸をかすめる、一抹の不安
まぁでもワインだし。ワインって書いてあるし!瓶の底が真っ平だろうが、おりが漉されていなかろうが、ワインはワインだよね?飲んだら「ああ、なーんだ、見た目アレだけど普通のワインじゃん!!」ってことになるよね??
という期待を抱きつつ、おりがグラスに入らないようそーっとグラスに注ぎ入れてみたのですが。
あれ??ワインって、こんな色してましたっけ…??
っていうかコレ、赤ワイン…?白ワイン…????
いやでもラベルにワインって英語で書いてあるし、ハングルで「ブドウ酒(ワインのこと)」って書いてあるし…ワインだよね?間違いなくワインなんだよね??
恐る恐る実飲。
ワインじゃねぇ!!ワインじゃねぇよこれ!!!!(泣)
なんだろう…なんだろうこれ…濃い梅酒のような…梅酒っていうかむしろ香りといい味といい、紹興酒に近いような…。
実はコレ、帰国後にちょっと遅めの年始あいさつに行った実家で開けたのですが(皆で飲もうと思ってお土産として持って行った)、もう皆さん、1杯空けただけでギブ。すぐさま実家にあった普通のワインを開けられてしまいました
まぁそれでも私と夫と母と父と叔父で1杯ずつ飲んで、瓶の半分くらいは空けたのですが、あとはお前持って帰れと(笑)。自己責任で自分で飲めと(笑)。
うっうっうっ…仕方ないので持って帰って自分でちゃんと飲みましたよ。ワインだって思わなければ普通に飲めるもーん。紹興酒とか、ブドウで作った別の果実酒って思えば何てことないもーん。
さすがに最後の1/5くらいはおりが溜まりすぎててダメだったけど。
板門店ツアーに行ってきた他の方のブログとか読んでみるとブルーベリーのワインっていう記事をよく見るからそれかなーと思ったんだけど、私が買ってきたワインは箱にもラベルにもどこにも「ブルーベリー」らしい表示は見られないし…箱の写真のブドウはどう見てもブルーベリーには見えないし…。
正直、北朝鮮のクオリティぱねぇ!!って思いましたわーw
韓国って日本と文化的に近いせいか、あまり大きなカルチャーショックを受けることはなかったんですけど、今回のコレが一番のカルチャーショックだったかな(笑)。まぁこれは韓国じゃなくて北朝鮮ですどね
<おまけ>
座席モニターのマップ。今回大韓航空を利用したのですが、ああ…うん、やっぱり、竹島と日本海が…そうだよね、みたいな(笑)。
<おしまい>
【今日の中国語】
ワイン=葡萄酒(プータオジウ/pútaojiǔ)
読んで字のごとく…です。ブドウで作ってるから「葡萄酒」ね。
韓国語のワインの言い方「ポドジュ」も「葡萄酒」の韓国語読みらしいですね。まぁ韓国では「ワイン」って言っても通じるみたいだけど(っていうか今では普通に「ワイン」なのかしら?)、北だとやっぱり「ポドジュ」なのかな?(ハングル表記は韓国のと少し違うみたい?)
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さて、2日目はいよいよ今回の本命、板門店ツアーです。
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9時にロッテホテル6階のKTBカウンターに集まって、9時半ごろのバスに乗って行きました。
バス出発まで30分くらいあり、部屋に戻るのも時間中途半端だったので、バス出発の10分か15分くらい前にお手洗いに行こうとKTBカウンター内の椅子に座ってその辺のチラシ読んで時間つぶしてたのですが、トイレに行こうとする前にガイドさんにバスに案内されてしまいました
バス乗る前のお手洗い済ませたい人は、カウンターで手続き終えたらすぐにお手洗いに行った方がいいかも…。
バスは日本人用と非日本人用の2台が用意されていました。日本語と英語のツアーしかないんだそうです。
新年早々軍事境界線に行こうという物好きはウチら以外にもいたようで(笑)、ツアー参加者は結構いました。全部で20人…?もっとかな。途中で合流したグループとかもいたので正確に何人いたかは定かではないですが…。
個人的には中国人がいたのにびっくりでした。このツアーに参加するには審査が必要なのですが、国によって審査の厳しさが違うらしく、中国人の場合審査はかなり厳しいと聞いていたので…。日本人の場合はそんなでもないらしいんだけどね。
バスに乗ってまず向かったのは戦争記念館。ここで朝鮮戦争の歴史をみっちりと叩き込まれました(日本語ガイド付きです)。
戦争記念館入口
その後バスに1時間くらい乗って、11時頃昼食。
お昼はプルコギでした。夫がキムチダメなので、キムチは2人分頬張ってきました(笑)。
(もしかして器を手に持って食べるのはマナー違反?なんだろうけど、そこは日本人なので仕方ない・苦笑)
ちなみに、写真だと部屋がお座敷のように見えますが、実際お座敷仕様で食べてたのは日本人だけで、非日本人の方々には椅子とテーブルが用意されていました。
なるほど。確かに床に座って食べる習慣は他の国にはありませんもんね。なんという行き届いたおもてなし!!
ちなみに、お昼食べた場所に無料のコーヒースタンドがあったのですが、このコーヒー、むっっっちゃ甘かったです甘すぎて飲めん!!(笑)
昼食後再びバスに乗り臨津閣(イムジンカク)へ。
イムジン河にかかっている橋(自由の橋)に置いてある兵士のお人形さん
イムジン河とその周辺をはじめ、1953年の休戦協定で作られた非武装地帯(軍事境界線から南北それぞれ2キロずつ)には、朝鮮戦争で使われた地雷がまだ埋められているそうです。人が容易に立ち入ることができないため、自然の動植物の宝庫となっているとか。…皮肉だなー。
その後バスに乗って、ガイドさんから第3トンネル(北朝鮮が韓国侵攻のために掘ったトンネル)の説明を聞いたり、この先の観光では北朝鮮に向かって手を振ったり指を指したり、北朝鮮を刺激する行動はとってはいけません、といった注意事項を聞いたりしている内に、韓国・国連側の軍事境界線最前線基地、キャンプ・ボニファスに到着。
ここでもまた朝鮮戦争に関するVTRを見たのですが、その際「今回の観光で不測の事態が起きて殺されても文句言いません」という同意書に署名させられました。
個人的には、この下の方に書いてある「今回のツアーに関する不平不満は帰ってからやってください」というのになんかウケました(笑)。
ちなみにキャンプ・ボニファスに到着してからは決められたところ以外写真撮影禁止、所持品はカメラのみ、お財布(お金)はポケットに入れれば持って行っても可、移動は全て2列に並んで行う、など、持ち物・行動が結構制限されました。
同意書への署名が終わったら、軍事停戦委員会会議場へ。
左の写真手前にある青い2棟の建物が軍事停戦委員会会議場、その中央にあるコンクリートのラインが38度線(軍事境界線)です。その奥(砂地側)が北朝鮮、手前(小石が敷き詰められている方)が韓国になります。
兵士さんが青い建物に体半分隠して立っているのは、北側から発砲されてもすぐ建物の影に隠れることができるように、とのことらしいです(真ん中に立っている兵士さんはどうするんだろう?)。
軍事停戦委員会会議場では韓国(国連)軍の兵士さんと一緒に写真を撮ることができます。兵士さん達は皆真っ黒なグラサンをかけているのですが、それは視線で北朝鮮を刺激しないよう(目つきが悪くて挑発された、というようないちゃもんをつけられないよう)にするためだそうです。
なおこの建物、38度線を跨いで立っているので、北朝鮮領内に入り放題(笑)。国連軍のゲストとして見学するため、胸には国連のゲストだという緑色のバッチを付けています。
この写真で私達が立っている場所はすでに北朝鮮領内です。
共同警備区域の国連側の建物の中とはいえ、わりとサクッと簡単に北朝鮮内に入れたというのはなんかこう…感無量というか不思議な感じというか。何せ一生足を踏み入れることのできない領域だと思ってたからねぇ。
願わくば、北朝鮮の兵士さんも間近に見てみたかった…。
唯一見れたのは10枚目の写真奥にある灰色の北朝鮮の建物(板門閣)の入り口(石の階段上がったところ)に立っている兵士さん。家帰って写真をよく見てみたらこちらを双眼鏡で覗いてました。監視してたんだろうか。
(双眼鏡の持ち込みはOKだったようなので、私も双眼鏡持っていけばよかったなー。そしたらもっとしっかり見えたかもしれない…)
この後バスに乗って「ポプラ切断事件」の現場や「帰らざる橋」などをバスの窓越しに見学し、キャンプ・ボニファスに戻ってお土産購入。
緊迫した軍事境界線だけど、クリスマスはちゃんと祝っているところに何だかホッとしてしまいました(笑)。
お土産屋さんでは普通の韓国土産の他、北朝鮮のお金やお酒なども売っているそうで、お酒と聞けば呑んべぇの私は買わないわけにはいかない!!
朝鮮半島のお酒と言えば焼酎なんでしょうけど、焼酎はアルコール度数が40もあったので、さすがにこれは飲めない、と思いワインを買ってきました(そう思った人は他にも結構いたのか、単に入荷量が少なかったからなのか、私が買ったのがラスト1本でした・笑)。度数18度だったので、日本で売ってるワインよりはちょっと高いくらい?。
(味については次回レポします。衝撃の味がしましたよ、ホント・笑)
その後再びバスに乗ってロッテホテルに到着。行く前はものすごく緊張してたのに、終わってみたら案外普通な観光だったなー、なーんて思ったのは、ガイドさんのノリが良かったのと、何より無事に帰って来れたからなんだろうな。
夜はホテルの隣のデパートのレストラン街でお食事。私達の両隣は韓国人のお客さんで、その人達には付け合せのお漬物にキムチが出てたので私達にも出るのかなーと思ってたら、沢庵でした(笑)。私達が日本人だから、気を利かせて出してくれたんだろうか。
でも沢庵の大根自体は拍子切りだったんですけどね。カクテキ用に切った大根を沢庵漬けにした感じ?
その③に続く。
【今日の中国語】
板門店=板门店(バンメンディエン/bǎn méndiàn)
韓国語読みは「パンムンジョム」。ガイドさんの話によると、「板門店」という漢字表記は、停戦協定に参加する、漢字しか文字を持たない中国側の代表のためにつけられたのだそう。
停戦協定を行う場所の近くには当時お店(タバコ屋さん)があり、そこをよく兵士さん達が利用していたので、そこなら分かりやすいだろうということで、そのお店の名前からとった地名なんだとかなんとか…(ウィキペディアに書いてある由来とちょっと違う??)。
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