翻訳の仕事のこととか中国語のこととか中華圏旅行のこととか。当たり前だけど内容はあくまで個人の見解です。
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文字数にもよるけど、今日中とか明日中とか…。
翻訳者の1日平均翻訳スピードは俗に400字×6~10枚と言われてるのですが、本当にそれギリギリの納期しかもらえないんですよね
他言語の状況が良く分からないので普通どの程度の納期が設けられるものかよく分からないのですけど、翻訳会社のコーディネーターさんも常に「中国語の仕事は急ぎが多いんですよねぇ…」とおっしゃるので、納期短いのは本当のことなんだろうなぁ。
その割には特急翻訳料金というのが課せられてない気がするんだけど、そこはクライアントさんにも金銭的事情があるということで、黙って見過ごしてあげるのが優しい翻訳者なんだろうかどうなんだろうか
まぁそんなわけで、「仕事はちゃっちゃと片づける」というのが当たり前というかポリシーというか(?)になっている今日この頃です。(じっくりゆっくりやりたいというのも、もちろんあるけれども。)
でもたまに納期に余裕のある案件というのもあったりして、そいう言うのが来るとホッとする反面、なんだか時間を持て余してしまいます。普段だったらもう納品しているけど、今回は他の仕事入ってないしまだ時間もあるから見直そう、とか、ここのところの表現まだちょっとこなれてないから、納期ギリギリまで考えてみよう、とか余計なこと考えてしまってそれで本当に良いものが出来上がればいいんでしょうけど、時間がある分余計なこと考え過ぎちゃって余計ヘンになっちゃったりとか、あれだけ時間かけて考えたのに結局最初の表現が一番ピッタリくる、とか。
この仕事って、ある意味「直感」とか「インスピレーション」も大事なんだな、って思います。
【今日の中国語】
インスピレーション=灵感(リンガン/línggǎn)
たまには仕事の話をば。
先日、久しぶりにプレゼン資料の翻訳をしました。
普段は記事の翻訳をやっている私ですが、一番最初にフリーランスで一緒にお仕事した会社さんというのが日中のコンサルティング会社さんだったので、その関係でマーケティング関係の資料(今回のような、中国のある特定の市場をターゲットに行った調査結果をまとめたプレゼン資料など)の翻訳を頼まれることが良くあります。
(ちなみに、このコンサル会社さんから一番最初にもらった仕事というのも記事翻訳でした。ただこちらは、日本のある会社さんに、中国のある特定業界に関する報道を翻訳して提出する、というものだったので、今やっている「万人向けサイトに掲載する記事翻訳」とはちょっと毛色が違うんですけどね)
プレゼン資料の翻訳っていうのは結構好きです。ファイル形式がパワーポイント(PPT)なので見た目が良く、さらに1Pあたりの文字数が少ないので(ワードみたいにギッシリ詰まっていないという意味で)、なんだか翻訳がサクサク進んでいるような気がして気持ちがいいんですよね(笑)。
あと、ああ今この業界はこんな風に動いてるんだなぁとか、この会社こういうことやろうとしているのか、というのが分かって、なんだか得した気分まぁ実際には守秘義務契約結んでいるのでそれを他人に話すことはないんだけど、なんていうか役得?みたいな(笑)。
ただ、あくまでメインはプレゼンテーション。資料に書いてあるのはその中のごく一部だったりするので、前後関係が分からなかったり背景事情が分からなくて苦労することもしばしば…。クライアントさんに問い合わせることもあるんだけど、そもそもが社外秘事項なわけだから問い合わせても明確な答えが返ってくるはずもなく、ネット等で検索かけても調べがつくわけもなく…
そんなわけで、プレゼン資料の翻訳を手掛け始めた当初は結構四苦八苦していたんですが、その後TVなどでプレゼン映像を見たりしているうちに、「ああ、別にヘンに気を使ったりしないで原文通りそのまま訳せばいいんじゃないか」ということに気づきました。
ええ、上にも書きましたけど主役はあくまで「プレゼンテーション」の方。資料はその補足なわけなんですね。資料に書いてあることの行と行の間には、プレゼンターの説明が入るわけですよ。
どうも記事翻訳なんてのを日常的にやっていると、「読み手に分かりやすいように、原文に書かれていない情報でも必要とあればつけて…」なんてことに目が行きがちなるのですが(翻訳学校でも結構これに近いことを言うところもあるようですが)、背景事情なんてのは多分私なんかよりその会議出席者さんの方が詳しいわけなので、ヘンにこちらで情報付け足さなくても良いわけですよ。
むしろヘンに情報付け足して意訳してしまった方が良くない…というか、付け焼刃的な知識・情報では誤った翻訳になりかねないというか…。
仕事をする以上、その業界に対するある程度の知識が必要なのは当たり前ですが、それを実際に翻訳物として提出する場合は、やはり「原文通り過不足なく」が基本ですね。
【今日の中国語】
プレゼンテーション資料=会议资料(フゥイイーズーリャオ/huìyì zīliào)
海外進出や新商品投入などを話し合う会議で使う資料ということで「会議資料」と訳してみました。他にも色々言い方があるんじゃないかと思います。
私のメインの仕事は記事翻訳なので、ニュース・新聞には日常的に目を通しなるべくいろんな分野の情報を得るようにしているのですが、震災以降は大分自分の中で情報が偏っていたような気がします。
特に震災直後は新聞は地震や津波、原発の記事ばかり。ニュース番組もほとんど震災特集だったので、「経済・国際情勢は仕事で送られてきた記事見て初めて知った」ということが何回かあり、「記事翻訳者として本当にこれでいいのか!?」なんて思ったりしていました。
まぁ今では、震災以外の報道もされるようになってきたので大分そういうことはなくなりましたけどね。
でも震災前と比べると、自分の中の最大の関心事が大きく変わった気がします。防災とか節電情報に敏感になったもの。
ええ、何が言いたいのかというと、いつの間にかリビア情勢が泥沼化していたり、シリア情勢が緊迫化していたり、東南アジアとかでもM7クラスの大地震が相次いでいて各国の救援隊が向かっていたり義援金が送られていたりと、震災や原発事故で日本がてんてこ舞っている間でも世界は震災前と同じように動いているということでした。
各国の救援隊の皆様、日本での活動に続き…というか、もしかしたら同時進行でのインドネシアやミャンマーでの救援活動お疲れ様です。
そして(自国の震災復興で大変な中救援隊や義援金を送ってくれた)インドネシア、ミャンマーの地震被災地への救援隊派遣や義援金募集ができないほど、日本は自国のことで手一杯なんだなぁと、今日本が置かれている状況というのを客観的に痛感しました。(個人的にはこちらの被災地にも1円でもいいから義援金送りたい気分なんですが)
おそらく仕事をしていなければ気づくことはなかったんだろうけど、仕事していなくても気づける自分でありたかったというのが正直なところ。
【今日の中国語】
リビア国民評議会=利比亚全国委员会(リビヤチュェングォウェイユァンフィ/lìbǐyà quánguó wěiyuánhuì)、 利比亚过渡委员会(リビヤグォドゥウェイユァンフィ/lìbǐyà guòdù wěiyuánhuì)
なんで2つも言い方があるのか謎ですが(笑)。利比亚でリビアのことです。
漢字だからとうっかり「リビア全国委員会」「リビア過渡委員会」なんて訳したらNG。この手の用語は結構引っかかる人多いんですよ。
まぁ、確かに忙しいとうっかりやっちゃいそうなんだけどね
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